公式サイトでチケットを購入せずに、転売を利用することのある方もいらっしゃいますよね。
気をつけなくてはいけない点としては、最近では、「チケット不正転売禁止法」が成立しており、高額でのチケット売買は罪に罰せられることがあることです。
しかし、転売サイトでは、定価以下の取引なども成立するので、チケット流通センター(チケ流)を利用したことがある方も多いのではないでしょうか。
SNSなどでは、個人間でのチケット売買や交換なども行われていますが、チケ流の場合は本人確認などが徹底しているため、個人間での取引よりは安心することができそうですよね。
しかし、初めて使う方にとっては、詐欺被害に合わないためにも、事例や対処法についてきちんと調べておくことはとても重要です。
そこで今回は、チケ流の詐欺の事例などについて紹介します。
チケ流でも詐欺は発生しているの?
万が一詐欺に遭ってしまったらどうしたらいい?
- チケット流通センター詐欺の実例(紙チケット・電子チケット)
- チケット流通センターで詐欺にあわない対処法
- チケット流通センターで詐欺にあってしまった場合の対応
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チケット流通センター詐欺の実例はある?紙チケットの場合
購入したチケットが「紙チケット」の場合に多く発生するトラブルとしては、以下の様なものが挙げられます。
- 期日になってもチケットが届かない
- 購入時の座席と手元に届いたチケットが違う
紙チケットの場合で最も多いトラブルとしては、
チケットそのものが手元に届かないケース
です。
詐欺の場合でなくても、公演日ギリギリのチケットを購入した場合は、チケットが届かないと焦りますよね。
できるだけチケットの取引には余裕がある日程のものを選ぶことも、トラブル回避には重要ですが、公演日が近づくと転売チケットの価格が下落する傾向もあります。
購入する場合はリスクを考えた上で購入する様にしましょう。
チケット流通センター詐欺の実例はある?電子チケットの場合
電子チケットの場合は、手元にチケットが届かない!!というトラブルは回避しやすくなりますが、
それでも転売チケットで入場できないことがあるというトラブルはよく起こります。
チケット不正転売禁止法の成立以降、転売チケットに対する規制が厳しくなり、入場時に本人確認が求められるケースも少なくありません。
また、電子チケットの場合でも当初の条件とは異なる条件(S席・A席などの座席種類)のチケットが渡されたということもありますので、
安易に受け取り連絡をする前に、入場できるチケットであることの確認と、購入した条件と一致しているかの確認をする
ということを徹底してください。
チケット流通センター詐欺に合わないためには?
チケット流通センターで詐欺に遭わないための対策としては、
おかしいな?と思うことがあった場合、売り手の言うままに受け取り完了をするのではなく、チケット流通センターにお問い合わせをすること
です。
チケット流通センターの場合、買い手が「受け取り完了」の連絡をした時点で、取引が完了したという扱いになります。
そのため、
完了連絡以降の対応については、売り手と買い手の個人で対応することが必要となります。
もちろん、悪意のない出品者に運良く巡り会える可能性もゼロではありませんが、高額チケットの場合は出品者自身が悪質である可能性も十分に考えられます。
そのため、
おかしいと感じることがあった場合は、毅然と対応をして、受け取り完了をする前にチケット流通センターに連絡を入れることが必要
ということを覚えておきましょう。
チケット流通センター詐欺の被害にあったら返金制度はある?
チケットの種類や取引状況に応じて、返金の方法が異なります。
以下でそれぞれのパターンを確認してください。
紙チケットが届かない場合
紙チケットが手元に届かない場合、チケット流通センターが設定したルールを超えても、売り手から発送完了連絡がない場合には、チケットをキャンセルすることができるようになっています。
次の①~③のいずれかの発送予定日の1番遅い日付から2日を経過しても発送完了連絡がない場合
- チケット発送紙チケット(郵送・宅配便)で定める発送期限日
- チケット情報に記載された発送予定日
- 売り手による発送遅延連絡で設定された新たな発送予定日
上記にかかわらず、次の到着期限日までにチケットが届かない場合
チケ流への入金日 | 到着期限 |
公演6日前まで | 公演4日前 |
公演の5日前 | 公演2日前 |
公演4日前及び3日前 | 公演前日 |
電子チケットが届かない場合
電子チケットが手元に届かない場合も、以下の基準に該当している場合にはキャンセルを行うことができます。
次のいずれかの発送予定日の1番遅い日付から2日を経過しても発送完了連絡がない場合
- 売り手がチケット情報に記載した発送予定日
- チケット情報に発送予定日の記載がない場合、または売買成立時にチケット発送予定日を超えている場合は以下の期限
チケ流への入金日 | 発送及び発送完了連絡の期限 |
開演時間の2時間前まで | チケ流からの発送依頼メールに記載された発送期限日から2日を経過した時点または開演時間の1時間前のいずれか早い方 |
開演時間の2時間前経過後 | チケ流への入金から1時間以内 |
違うチケットが届いた場合
違う紙チケットが届いた場合は、「受取完了連絡」の前にお問い合わせフォームからチケ流に確認をします。
電子チケット等で届いたチケット内容が相違している場合は、「送金停止依頼」を実施後に「連絡ボード」で売り手に連絡する必要があります。
いずれの場合も、
受取完了処理を行なってしまうと、チケット代金が売り手の元に届き、売買が成立してしまうため、チケ流が関与してくれなくなってしまいます。
必ず完了処理の前に対応が必要となりますので、注意ください。
まとめ
今回は、チケット流通センターの詐欺被害について調べました。
まとめると、
残念ながらチケット流通センターを利用していても詐欺被害は発生している
ということがわかりました。
主な被害内容としては、以下の様なものが挙げられます。
- チケットが手元に届かない
- 購入内容と手元に届いた内容が違う
- 入場できないチケットが届いた
いずれのケースでも、チケットの受取完了連絡を入れてしまうと、以降の対応は全て売り手・買い手の個人間で行う必要があるため、トラブルがあった場合には、完了連絡をせずにお問い合わせすることが必要なので注意してくださいね^^